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[東京 24日 ロイター] 三洋電機<6764.T>が自動車用リチウムイオン電池の生産ラインを増設する方針を固めたことが分かった。2011年度にも兵庫県の工場に生産ラインを2本新設し、電気自動車(EV)やプラグイン・ハイブリッド車(PHV)に適した大容量のリチウムイオン電池を増産する。複数の関係筋が24日、ロイターに明らかにした。
経済産業省による、低炭素社会での雇用促進を目的にした補助金を活用する方針で、11年度の生産ライン増設を目指して準備する。EVやPHVメーカーからリチウムイオン電池の引き合いが増えており、これまでの生産能力では応じきれないことが確実になっているため増産を判断したという。
三洋の自動車用リチウムイオン電池の生産設備は、徳島県の第1ライン(月産10万個)に続き、兵庫県の工場に第2ライン(同100万個)と第3ライン(同30―40万個)が量産準備に入っている。第1ラインと第2ラインはHVに適した容量5アンペア級の電池。第3ラインはEVやPHVに搭載する容量20アンペア級のラインで、11年度にも増設する「第4ライン」「第5ライン」も20アンペア級の設備にする計画。
三洋の本間副社長は11月5日のロイターとのインタビューで、第4ラインと第5ラインの新設について「第3ラインまでの生産能力では応じきれない一部の商談が始まっている。第4ラインも早くアクセルを踏まないといけない」と語っていた。また11月18日の外国報道機関とのインタビューでは、自動車メーカー6社にHV・PHV・EV用のリチウムイオン電池を供給する見通しを明らかにしていた。
(ロイター日本語ニュース 村井 令二)
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パナソニック(大坪文雄社長)は、12月21日、株式交換によってパナソニック電工(長榮周作社長)と三洋電機(佐野精一郎社長)を完全子会社化することを発表した。パナソニック電工と三洋電機は2011年3月29日に上場廃止となり、4月1日にパナソニックの完全子会社となる。3社は、12年1月をめどに「コンシューマ」「デバイス」「ソリューション」の3事業分野に組織を統合・再編する。
パナソニック電工の株式交換は、11年3月2日開催予定の臨時株主総会の承認を受けて、また三洋電機の株式交換は、11年3月4日開催予定の臨時株主総会の承認を受けて行われる予定。パナソニックについては、会社法第796条第3項の規定に基づく簡易株式交換の手続きによって、株主総会の承認を受けずに行われる。パナソニック電工と三洋電機の最終売買日は11年3月28日。
パナソニックは、パナソニック電工、三洋電機と一体になることで、「お客様接点の強化による価値創出の最大化」「スピーディで筋肉質な経営の実現」「大胆なリソースシフトによる成長事業の加速」を図っていく。12年1月をめどに、「お客様価値の最大化」を基軸に3社の事業・販売部門を再編し、「コンシューマ」「デバイス」「ソリューション」の3事業分野で最適なビジネスモデルを構築し、グローバル競争を勝ち抜く体制の確立を目指す。
コンシューマ事業分野は、グループのマーケティング機能をグローバルに再編。前線の機能強化を図り、お客様起点の商品づくりを加速するとともに、国内外のマーケティングリソースを戦略的に配分し、とくに海外コンシューマ事業の強化を図る。
デバイス事業分野は、ビジネスモデルが共通するデバイスごとに、開発・製造・販売の連携を強化。マーケティングと技術が一体となり、顧客の潜在ニーズを先取りした提案型ビジネスを強化し、社内用途に依存しない自立した事業として拡大を図る。三洋電機の二次電池事業、ソーラー事業などの強みや顧客ネットワークを最大限に生かす。
ソリューション事業分野は、ビジネス顧客に対するソリューションごとに開発・製造・販売を一元化。顧客ニーズをスピーディに捉え、最適な商品・サービス・ソリューションを最速で提供することを目指す。さらに、各ソリューションを包含した「家・ビル・街まるごとソリューション」を加速する。パナソニック電工の強みや顧客ネットワークを最大限に生かす。
本社部門についても、3社の組織を統合・スリム化しつつ、戦略機能を強化し、筋肉質でスピーディなグローバル本社を目指す。再編によって、「SANYO」ブランドについては、将来的に原則「Panasonic」に統一する方向で検討中。ただし、事業・地域によっては一部継続する予定としている。
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